著者:鈴木泉, 小泉義之, 檜垣立哉 編
出版社:平凡社
発行年:2008年 2刷
サイズ:22cm
ページ:722pp
状態:カバー 帯付 カバーにヤケ退色・スレ、カバー上端に若干のヨレ、帯に若干のヤケ・シミ有るも、本体良好です。
目次
前書き 檜垣立哉
1 ドゥルーズ―『意味の論理学』、『差異と反復』
意味と出来事と永遠と―ドゥルーズ『意味の論理学』から 上野修
「出来事」の倫理としての「運命愛」―ドゥルーズ『意味の論理学』におけるストア派解釈 近藤智彦
ただ流れる時間へ―いかにして辿りつけるか 郡司ペギオ幸夫・太田宏之・浦上大輔
『差異と反復』における微分法の位置と役割 近藤和敬
「強度」概念再考―その内在的理解の深化に向けて 原一樹
2 ドゥルーズ+ガタリへ
構造主義の臨界―ドゥルーズ・ラカン・ガタリ 美馬達哉
器官なき身体とは何か―実在的区別の観点から 江川隆男
機械は作動するか―ドゥルーズ/ガタリにおける機械の問題系 廣瀬浩司
表層・深層・抽象機械における言語―『意味の論理学』から『千のプラトー』へ 大山載吉
いつも「新しい」精神医療のために 三脇康生
3 『アンチ・オイディプス』、『千のプラトー』
資本主義のリビドー経済―ドゥルーズ=ガタリにおける「経済学批判」の可能性 荒谷大輔
器官なき身体から抵抗へ―『千のプラトー』における主体化と抵抗 佐藤嘉幸
公理と指令 松本潤一郎
メキシコの一九六八年、あるいは「マイノリティへの生成変化」が残した問い 崎山政毅
ドゥルージアン/ガタリアン・アニマル―「リトルネロ」のプラトー探検 遠藤彰
4 ドゥルーズ/ガタリ縦走
ドゥルーズ哲学における〈転回〉について―個体化論の転変 檜垣立哉
来たるべき民衆―科学と芸術のポテンシャル 小泉義之
5 イマージュ/シネマ
メディア・デザインへ向けての哲学とは何か?―デジタル環境における超越論的イメージの批判=危機 瀧本雅志
ミュージカル映画における「世界の運動」―ドゥルーズ『シネマ』におけるハリウッド・ミュージカルの新たな位置付け 木村建哉
シネキャピタル、シネコミューン―普通のイメージたちによる「労働の拒否」 廣瀬純
6 哲学的系譜・遭遇
ドゥルーズ哲学のもう一つの系譜について 米虫正巳
思考と哲学―ドゥルーズとハイデガーにおける 増田靖彦
ドゥルーズと現象学 出会いのための序章―「時間の三つの総合」と「差異による時間の総合」の接合部分 杉本隆久
ドゥルーズとデリダ―概念をめぐって 藤本一勇
7 ドゥルーズ/ガタリ横断
シーニュとインタフェイス 本間直樹・森淳秀
剥き出しの生と欲望する機械―ドゥルーズを通して見るアガンベン 高桑和巳
家族写真、アメリカ、資本主義―ドゥルーズ/ガタリとともにダイアン・アーバスを 清水知子
ドゥルーズ/サイード―音楽の飛翔力と重力をめぐって 平井玄
言語の流体力学―指令語の射程について サドッホ(澤野雅樹・後藤浩子・矢作征男)
8 資料
ドゥルーズ/ガタリ研究・活用の現在 鈴木泉
後書きに代えて 鈴木泉
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