21世紀探偵小説
ポスト新本格と論理の崩壊
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著者:飯田一史, 海老原豊, 岡和田晃, 笠井潔, 小森健太朗, 蔓葉信博, 藤田直哉, 渡邉大輔 著, 限界研 編
出版社:南雲堂
発行年:2012年 初版
サイズ:19cm
ページ:447pp
状態:カバー 帯付 カバー上端に若干のスレ・ヨレ有るも、それ以外良好です。

目次
序論 新本格ミステリの衰退期になすべきこと 飯田一史

第一部 21世紀的生とミステリ
二一世紀探偵小説と分岐する世界 笠井潔
「変わってしまった世界」と二一世紀探偵神話―清涼院流水/舞城王太郎論 飯田一史
ビンボー・ミステリの現在形―「二一世紀的な貧困」のミステリ的表現を巡って 藤田直哉

第二部 形式性の追求とミステリ
推理小説の形式化のふたつの道 蔓葉信博
検索型ミステリの現在 渡邉大輔
21世紀本格2―二〇〇〇年代以降の島田荘司スクールに対する考察から 飯田一史

第三部 ミステリ諸派の検討
「新本格」ガイドライン、あるいは現代ミステリの方程式 蔓葉信博
叙述トリック派を中心にみた現代ミステリの動向と変貌 小森健太朗
終わりなき「日常の謎」 米澤穂信の空気を読む推理的ゾンビ 海老原豊
現代「伝奇ミステリ」論―『火刑法廷』から〈刀城言耶〉シリーズまで― 岡和田晃
「謎解きゲーム空間」と〈マン=マシン的推理〉―デジタルゲームにおける本格ミステリの試み 藤田直哉

結語 本論集の使用例 飯田一史
ポスト新本格のためのブックガイド50選


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