著者:澤田哲生 著
出版社:人文書院
発行年:2012年 初版
サイズ:19cm
ページ:324pp
状態:カバー 帯付 カバー上端に若干ヨレ、カバー・帯・天に若干スレキズ有るも、それ以外良好です。
目次
序論
序章 若きメルロ=ポンティと病的現象の発見
1 病的現象への関心
2 グールヴィッチとの出会い
3 フランス思想界への不満―ブランシュヴィックとベルクソン
第一部 高次脳機能障害
第一章 『行動の構造』における病的現象の位相
1 反射理論と刺激の形態化
2 症例シュナイダー―行動の構造の変容としての病
3 実験室という病
第二章 症例シュナイダーと経験の平板化―失認とアナロジー障害
1 シュナイダーの症例―失認とアナロジー障害
2 『知覚の現象学』における平板化現象
3 『世界の散文』、あるいは文化の平板化
4 『眼と精神』、あるいは感覚の平板化
第三章 症例ベルクマンと色名健忘症
1 健忘失語症
2 ゲルプとゴルトシュタインの分析
3 『知覚の現象学』における色名健忘症の分析
第一部まとめ
第二部 幻影肢
第一章 幻影肢現象―シャルコー・レルミット・メルロ=ポンティ
1 幻影肢分析の思想史上の変遷
2 シャルコーの臨床講義
3 レルミットと身体図式の導入
4 抑圧された経験と魔術的な行為―『知覚の現象学』の幻影肢論
第二章 政治の病理学―サルトル情緒理論の受容
1 メルロ=ポンティの病理学と政治学
2 幻影肢の現象における魔術的な行為
3 『弁証法の冒険』における魔術的な行為の位相
第二部まとめ
第三部 精神分析・精神病理学・文学
第一章 性・失声・身体―症例シュナイダーから失声現象へ
1 現象学と性
2 性の脱中心化
3 性と身体―失声の現象学的解釈
4 性の位相
補論 ALSから見た身体の膨張
第二章 精神分裂病
1 症例シュナイダーから分裂病へ
2 フィッシャーの分裂病患者と空間の構造
3 『知覚の現象学』における分裂病の分析
4 分裂病分析の意義
第三章 ヒステリー―『受動性講義』における症例ドーラ
1 メルロ=ポンティのヒステリー分析
2 症例ドーラ
3 『受動性講義』における症例解釈
4 身体と記憶
第四章 文学表現における病的現象―メルロ=ポンティとクロード・シモン
1 メルロ=ポンティとシモン
2 メルロ=ポンティのシモンへの視座
3 入れ子構造
4 シモン論と晩年の思想
第三部まとめ
おわりに
あとがき
初出一覧
参照文献と略号
索引
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