出版社:岩波書店
発行年:2012年6月 #1058
サイズ:21cm
ページ:464pp
状態:表紙に僅かにスレ・シミ有るも、それ以外古書の雑誌として良好な状態です。
目次
思想の言葉 池内紀
1 時代
「書かれた見せもの芸術」の共演者と観客たち―時代のなかのカール・クラウス 河野英二
ユダヤ人の自己憎悪 長尾龍一
カール・クラウスをめぐる偏倚の五章 平野嘉彦
常套句があるところに深淵を見る術を学ぶこと―犠牲と国民教育 ジャック・ブーヴレス
三つの比喩―ベンヤミンのクラウス讃 道籏泰三
2 影響圏
カール・クラウスと新ウィーン楽派 山口裕之
デーモンの不平,デーモンの使命―1930年代のカール・クラウス 小林哲也
オットー・ヴァイニンガーとカール・クラウス―女性嫌悪から男性ジェンダーの再構築へ 川島隆
外来語の救済―初期アドルノにおけるクラウス的な主題をめぐって 竹峰義和
フロイト「とその顛末」―カール・クラウスと精神分析、もしくはある敵意の掛け金 ジャン=フランソワ・ラプレニー
カール・クラウスをめぐる論争 ジグルト・パウル・シャイヒル
根源の、耐えられない重さ 丘沢静也
3 言語
「伝達」と「造形」のあいだ―カール・クラウスの遺著『言葉』再読 河野英二
ことばが私を支配する―カール・クラウスの言語観 堺雅志
言葉の溶流に抗して―カール・クラウスの言語論 古田徹也
カール・クラウスの翻訳論―シェイクスピア『ソネット集』翻案を例に 安川晴基
カール・クラウスの風刺的な世界劇場―パロディー 『人類最後の日々』 エーベルハルト・シャイフェレ
4 テクスト
カール・クラウスの未邦訳テクスト八篇―『ファッケル』創刊号から最終号まで 河野英二 編
『ファッケル』創刊号の巻頭言(1899年4月) カール・クラウス
十字勲章 カール・クラウス
言葉についてのアフォリズム カール・クラウス
ウィーン生活の一こまを夢に見る カール・クラウス
20年をけみして カール・クラウス
自分自身の巣を汚す鳥 カール・クラウス
30年をけみして―虚栄の回顧 カール・クラウス
奴らの大事なもの(理解できる言葉で) カール・クラウス
5 資料篇
カール・クラウス生涯年譜
カール・クラウス主要著作紹介
『ファッケル』年代記
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