著者:フランチェスカ・ディーニ 監修
出版社:ふくやま美術館, 東京都庭園美術館
発行年:2009年
サイズ:26×19cm
ページ:278pp
状態:ソフトカバー/SC カバー 帯付 カバー・帯に若干スレ、ページ下端に僅かに微ヨレ箇所、天に僅かにシミ有るも、それ以外良好です。
2009年から2010年にかけてふくやま美術館、東京都庭園美術館を巡回して開催された展覧会「マッキアイオーリ イタリアの印象派」カタログ。1855年頃、イタリア統一運動(リソルジメント)を背景としてトスカーナ地方で形成された流派で、明と暗を強く対比させたり、色の斑点(マッキア)を使ったりしながら大胆に光を捉えようとし、フランスの印象派に先んじた重要な試みとして再評価が進んでいるマッキア派。セラフィーノ・デ・ティヴォリ、ジョヴァンニ・ファットーリ、シルヴェストロ・レーガ、オドアルド・ボッラーニ、ヴィンチェンツォ・カビアンカ、クリスティアーノ・バンティ、ラファエッロ・セルネージら、マッキアイオーリの画家たちの代表的作品を、イタリア国内各所より終結させ63点収録。1点ごとに詳細な解説テクストが付されている。(主催者あいさつ文より一部引用)
目次
はじめに クリスティーナ・アチディーニ
トスカーナの偉大なる芸術作品―ルネサンスを超えて アンナマリア・ジュスティ
マッキアイオーリ、イタリア、リアリズムの巨匠たち フランチェスカ・ディーニ
マッキアイオーリとは? 井関正昭
カタログ
関連地図
第1章 カフェ・ミケランジェロのマッキアイオーリ:古典主題から同時代の主題へ
第2章 マッキア(斑点)とリアリズム
第3章 光の画家たち
第4章 1870年以後のマッキアイオーリ
第5章 トスカナーナの自然主義者たち
ピッティ宮殿近代美術館所蔵のマッキアイオーリ作品にみる技法と画材 ムリエル・ヴェルヴァット
マッキアイオーリ後期における浮世絵版画の影響―1870年代以降のイタリア絵画空間と葛飾北斎「三つわりの法」 谷藤史彦
年表
文献目録
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